《藤の湯・用賀》寒波なら銭湯でしょう
日本全体を寒波が襲っているようですね。私の故郷の沖縄でも雪らしきものが降ったとかで、地元の友だちのタイムラインも賑わっておりました。
東京も寒い。いやはや寒い。でも、寒い外から帰ってきて、「ホ〜ッ」ってなるような、あったかい空間に入った瞬間が好き。脱力する感じ。
週末も寒かったけど、部屋でじっとしてもいられないので、土日ともにお出かけ。日曜なんかは私と息子が江ノ島水族館に行っている間、旦那氏はこの寒さの中、釣り。というかこの寒さの中、水族館の目の前の湘南海岸はサーファーで賑わっているもんだから、寒さの基準がよくわからなくなりました。
身体もポカポカ、心もホッコリ
そんな土日ともに、お出かけの帰りは田園都市線の用賀駅近くにある藤の湯に行ってきました。
藤の湯
ちょっとした路地を通った先にある隠れ家的な佇まいが乙。木のぬくもりある中の作りもおしゃれ。
熱すぎて10秒浸かればポカポカになるほどの湯船と、息子も長いこと入っていられるぬる湯のヒノキ湯の組み合わせもまた良し。
結婚してすぐの頃にこの藤の湯の近くに住んでいたので、その頃からたまに通っていたこともあり、周辺の銭湯ならここが一番気軽に入れる。ほら、銭湯ってその銭湯の勝手があるような気がしてしまうじゃないですか、常連さんたちの。そんなことをあまり気にしないで子連れでも入りやすい雰囲気があります。
冷え切った身体を熱々の湯船であたために温めて、ヒノキ湯でホーッと体温を落ち着ける。やっぱりお家のお風呂とは全然違う温かさ。極楽極楽。
「おやすみなさ〜い」の合言葉
ポカポカ温まった身体を脱衣所で拭いていると、着替え終わって出て行くおばあちゃん達が「おやすみなさ〜い」と声をかけてくれます。知り合いでもそうじゃなくても。何だかそういう文化良いなぁと思い、私も出るときにちょっと会釈しながら「おやすみなさ〜い」と一言。同じ釜の飯的な感覚というか、同じ釜の風呂的な連帯感。都会で感じるそれは、とても心をホッコリさせてくれるものです。
身体も心も温まる「藤の湯」。無料貸し出しタオルもあるので、砧公園で一汗かいた後に入るのもアリ。駐車場も2台あります。
寒波なら銭湯でしょう。