サンタクロースを信じています
クリスマスの朝。SNSのタイムラインには、プレゼントを受け取った子どもたちの表情が並んで、ほっこり。
我が家の息子氏にもちゃんとサンタさんが来てました。
プレゼントに駆け寄る姿、袋を開ける笑みを堪えた表情、パッケージを開けたくて焦ってる顔、自慢げにスイッチを入れるところ。かわいい。
子どもってピュアだなぁと改めて思います。
親によってその存在を押し付けられるサンタクロース。3歳でどれだけ想像できてるのかわからないけど。こんな感じかなぁ。
「サンタクロース」という赤い服のヒゲおっさんが、なぜか僕にプレゼントを持ってきてくれるらしい。しかも僕が欲しいと念じたヤツを!事あるごとに「それじゃあサンタさんは来ないよ」と親には脅されるけど、それだけは避けたいからクリスマスまでは言うこと聞いといてやろう。
念力ですよね、サンタクロースって。存在の影響力たるや‥‥すごいよなぁ。
サンタはいるのか?いないのか?
私が小学3年生頃だったかな。みんな噂してるし、やっぱ親だよね ?…とちょっとサンタさんの存在を斜めから受け入れていた頃。
クリスマスの朝、「えーーーおじいちゃんのプレゼントもきてるーー!」と大人の歓声があがる。見ると、庭の中央には同居していた祖父が欲しがっていた自転車が、それっぽく置かれているではないか。「なんということだ!やっぱりサンタはいるんだ!!みんなに伝えなきゃーーー!」と子ども心が大変に高ぶった思い出があります。あれは良い演出だった、うむ。
でもその翌年から、弟や従兄弟たちのプレゼント買いに付き合わされて、夢は覚めました。ははは。
信じるココロ
子どもの「サンタクロースを信じる心」に触れたあるコラムの中で、とても共感するフレーズがありました。
『子どもたちは、遅かれ早かれ、サンタクロースが本当はだれかを知る。知ってしまえば、そのこと自体は他愛のないこととして片付けられてしまうだろう。しかし、幼い日に、心からサンタクロースの存在を信じることは、その人の中に、信じる能力を養う。わたしたちは、サンタクロースその人の重要さのためでなく、サンタクロースが子どもの心に働きかけて生み出すこの能力ゆえに、サンタクロースをもっと大事にしなければならない』
信じるということは、信頼とか愛に近いのかなと。子どもたちがサンタクロースという存在を通して、世界から愛されていることを感じるんだろうな。信じる能力を持つことは、きっと大きくなったときに恋人や家族や自分の子どもを愛せる力になるんじゃないだろうか。そんなことを思いました。
ちなみにママにもサンタさんはプレゼントを届けてくれました。「湯のみが欲しい」って言ってたの聞こえてたんだなぁ。ありがとーー!